ゲスト プロフィール






  • 角田 尭史


    静岡県下田市在住。会社員×個人事業主のパラレルワーカー。2016年、株式会社IHIに土木建築技術者として入社。2018年7月にリスナーズ株式会社に編集者として入社し、2019年1月より編集長に就任。2019年11月より、株式会社FromToで取締役CSOを務める。個人事業主として、採用支援、ライティング指導、グラフィックレコーディングなど、経験の有無に関係なく幅広い事業に取り組む。主にnoteで「自分自身のキャリアを肯定する」ことを発信中。







  • 吉田 柾長


    青山学院大学 国際政治経済学部卒。広報・マーケティングを軸に多業界の案件を回すフリーランス。新卒で株式会社ぐるなびに営業職で入社し、2年で企画職に異動。憧れていた企画職の仕事に満足できず、社外に興味を持ちパラレルワークを開始。その後、成長ベンチャーの経営企画 兼 マーケティング担当として転職するも、パラレルワークは継続。パラレルワークの数が増えてきたため、2020年4月からフリーランスとして独立。主な仕事は「飲食店のプロモーションコンサルタント」「飲食店向けサービスの事業戦略立案」「広報・マーケティング代行」「遊休不動産再生チームのCMO」「地域活性化団体の共同代表」







  • 山崎 貴大


    週4正社員×週1フリーランスという働き方を実践中。正社員の仕事では、都内のベンチャー企業にてメディア編集長と新規事業の立ち上げを経験した後、現在は経営企画とPRを担当。2019年に正社員勤務を週4日に減らし、フリーランスとの兼業を開始。フリーランスでは、正社員の仕事で培ったライティング・PRスキルを活かし、採用広報や企業広報の支援を行う。





モデレーター プロフィール






  • 藤井 蓮


    社会人でもOB訪問できるキャリアシェアサービス『CREEDO (クリード) 』を運営する株式会社ブルーブレイズ取締役。新卒で株式会社メンバーズに入社しECサイトの構築・運用やSNS運用のWebディレクターを経験。フルタイムで勤めながら副業でブルーブレイズを共同創業し、現在はCREEDOのサービスデザイナー等を務める。








この4人で、パネルディスカッションをお送りしました!




Q1. パラレルワークを始めたきっかけはなんですか?


角田:ひとことで言うと、人に誘われたのが理由ですね。土木建築の会社で働いていたときに仕事でストレスが溜まってしまって、「この仕事を続けていくのはちょっと難しいな」と感じて。もともとライティングが得意だったので、ライター業を副業で始めてみたいなと思っていた矢先にご縁があって、知り合いの方から誘われました。即答でOKしましたね。


吉田:新卒で入社した会社で企画職に就きたかったんですけど、配属されたのが営業職だったんですね。営業職についてからも企画をやりたいなとずっと思っていて、入社2年目のときに念願だった企画職につくことができました。でも、一緒に働いている人たちの働き方などが、自分が思い描いていた企画職とは結構違って...。このタイミングから、「もっと自由に働ける環境はないのかな」と社外にも興味を持ちました。社外のイベントやコミュニティに参加していろいろと行動しているうちにお仕事の話が入ってくるようになって、副業が始まったという形です。最初から「副業しよう!」とは意図していなかったですね。


山崎:僕は27歳の今になっても興味関心がどんどん湧いてくる性分で(笑)。週5日間、1社で働いていたこともあったんですけど、いろんな興味関心を満たせる働き方を模索していった結果、週4会社員×週1フリーランスという形に落ち着きました。




Q2. パラレルワークのスタイルはどんな基準で選びましたか?(個人事業主 / フリーランス / 会社勤めなど)


角田:現在は、本業で会社員をしながら、副業としては個人事業主というスタイルで働いています。個人事業主としては2020年に開業したんですけど、理由はただ一つで節税です。


吉田:僕は今はフリーランスとして働いています。もともとフルタイムで会社につとめていて、夜の時間や土日の空いた時間で副業を始めました。案件が徐々に増えてきて、フルタイムで勤め続けるのが難しかったので会社員を辞めることにして。今はフリーランスとして自由に仕事を選べている状況です。


山崎:僕は週5日会社員をしていたときもありましたし、フルタイムでフリーランスをしていた時期もあったんですけど、どちらかに振り切った形はしっくりこなくて。それで、会社員とフリーランスの融合という形になりました。あとはフルタイムでフリーランスだったときに、金銭面で大変だったり、仕事があるとき・ないときの波が激しかったりしたんですよね。金銭的なリスクヘッジもしつつ興味関心を満たせるのは週4会社員×週1フリーランスがベストだなと思って、今はこの働き方にしています。




Q3. 副業を始めた当初から収入を得られましたか?無償だった場合、どのように収益化していきましたか?


角田:ライターとして副業を始めて、最初は無償でやっていました。3~4ヶ月たった頃、会社から報酬を提示してもらえるようになりましたね。仕事の成果に納得してもらって、そこから支払っていただけるようになった、という感じです。


吉田:僕も最初は無償でした!「勉強させてください」とこちらからお願いしてお仕事をいただいたんですけど、2回、3回と続けていくうちに、「支払うよ」とクライアントから提案してくださるようになりました。当時から成果報酬型で、報酬金額は成果を見てから決めていただくパターンが多かったです。最初はその形でちゃんと収入になるのか不安だったんですが、知り合いから受注した案件だったからか、想定より低い額を提示されたことはなくて。「こんなにいただけるんだ!」ということが多かったです。


山崎:僕は最初から有償でお仕事をいただいていました。とはいえ、最初の報酬はだいたい相場の半額ほどで、お試し期間のような形で何度かやっているうちに相場レベルの報酬に上がっていったという感じですね。


藤井:みなさん、試用期間があってから報酬が発生したり上がったりしているのは共通していますね!


山崎:そうですね。そのほうが、お仕事を発注する側も受注する側も「合う・合わない」の判断ができるという点で安心なんじゃないかと思います。今のご時世では、企業も個人も置かれる状況が急に変わってしまうことがありますしね。




Q4. それぞれのお仕事のタイムマネジメントはどうしていますか?


角田:まず本業のスケジュールを固めてから、すきま時間に副業を入れていくという形ですね。今の時間配分は、本業を6割、副業2つをそれぞれ2割ずつです。日で本業・副業を分けてはおらず、1日の中で時間を分けて仕事するというやり方です。


吉田:時間と収入の配分は同じくらいで、メインの仕事がだいたい5割、その他の細々とした仕事が残りの5割です。月に4~5クライアントから仕事を受けているんですが、メインの1つ以外は1件いくらの成果報酬型なので、仕事量を自分で調整できます。何か納品物がある案件で、間に合わないときは睡眠時間を削ってでもやりきります。


山崎:僕の場合は本業と副業を完全に曜日で分けていて、水曜日が副業、その他が本業と言う形です。あまり器用じゃないので、本業を昼間やって副業を夜にやるようなことは基本的にしないです。水曜日に副業をいれることで本業のリフレッシュにもなっていて、僕にとってはこのスタイルがちょうどいいですね。副業は週1日しか時間を割けないので、案件を受けるときはその点を丁寧に伝えてスケジュール調整していくことを心がけています。




Q5. 仕事間で、どんな相乗効果がありましたか?


角田:複数の組織に所属して仕事をすることで、自分と組織を客観視してバランスを取れるようになりました。たとえば、副業をしすぎると本業が疎かになりますし、その逆もしかり。また、仕事の進め方などが組織ごとに違ったりするので、それぞれの組織で足りないところはどこかを比較できるようになりましたね。


吉田:僕の場合は3つありました。1つ目は角田さんとも近いんですけど、普遍的な仕事の進め方を、組織を横断して展開できるようになったことですね。たとえば、ブレストの仕方とかミーティングの時間管理の方法は、いろんな組織に所属することでベストな形にできる点は相乗効果だなと思います。2つ目は、自分のスキルの相場感がわかったことです。パラレルワークをしていなかったときは、会社の中でしか自分の得意・不得意を判断できなかったんですけど、副業を始めて社外に出てみたときに、「得意だと思ってたけど大したことなかったんだな」とか「実はこんなことが得意だったんだな」ということがわかったり。3つ目は、スキルの相場感がわかった上で、仕事を受けるかどうか判断できるようになったことですね。好き嫌いだけでなく、自分の得意分野を仕事にすることができるようになっていきました。


山崎:特に大きかった相乗効果は、本業では関わる機会のないタイプの人と副業でたくさん出会えることですね。「世の中にこんな人がいるんだ!」というのは業界の1歩外に出るだけでも感じます。それが刺激になって本業にも活かせているなと。たとえば、副業でたまたまインタビューした人が、僕が本業でやっている仕事と同業で、すごく勉強になることを教えてもらったり、そのおかげで本業の成果に繋がったり。あとは、副業で出会った方から新たな副業を紹介されることもあります。人脈の広がりや、自分の見ている世界を更新し続けることによるモチベーションアップは、パラレルワークをしているからこそ得られた相乗効果だと思います。




Q6.パラレルワークを始めるときに準備したことや、注意したことはなんですか?


角田:まずは副業をする時間を確保するために、本業を定時で終わらせることを心がけました。もともと残業は少なかったんですけど、「絶対に残業はしない」という固い意志でタイムマネジメントしていきました(笑)。


吉田:僕の場合はあんまり戦略的じゃなくて、タイムマネジメントと呼んでいいかわからないんですけど(笑)。僕が仕事を複数やっていることはクライアントさんにとってはまったく関係ないことじゃないですか。なので、パラレルワークを始めた当初から、1つの仕事でトラブルがあっても別の仕事には絶対に迷惑をかけないという意識でやってきましたね。トラブルが起きたときは、プライベートの時間をなるべく減らして間に合わせるようにしてます。そういったトラブルはちょくちょく発生しうるので、自分の時間を減らしても全然いいやと思えるくらい、楽しめる仕事しか受けないというのも意識しています。結構、根性論でやっちゃってますね。


山崎:僕はパラレルワークを始める前に、自分がしたい働き方や、パラレルワークをすることで本業に活かせるメリットを社内の人に事前に話しておきました。もともと週5日で働いていたのを週4日に減らすことで、他の社員の皆さんに「仕事を辞めちゃうのかな?」という不安を与えかねないのと、人数の少ない会社で1人の動きが大きな影響を及ぼすということもわかっていたので。そうすることで、いざ会社の就業日数を週4日に減らしたタイミングでも「そういえば前から言ってたよね」と理解してもらえた部分がありましたね。また、本業を週4日にすることで収入が減るので、少しだけ貯金してから副業を開始しました。それから、noteを書くなどして発信することも心がけましたね。発信することで新しいお仕事をもらえるきっかけにもなるし、自分がなぜこの働き方をしたいのか、自分を振り返って初心に帰れるという意味でも、言語化しておくことが癖になっています。




Q7. パラレルワークを続ける秘訣はなんですか?


角田:取捨選択ですね。中でも僕は「減らす」ことを結構意識していて。今やっている仕事を書き出して、何を減らして何を残すかを考える時間を定期的に設けています。あと、僕は吉田さんと対照的でしっかり寝るタイプです(笑)。


吉田:「楽しいかどうか」を最重要視して仕事選びをすることですね。「お金を稼ぎたいから」働くよりも「自分が楽しいから」働くという感覚を大事にしたいなと思っていて。僕の場合、睡眠時間を削ってでも続けられるのは、自分の好きなことだからだと思います。映画やYoutubeを見ていてついつい夜更かししちゃう感覚と似ていますね。


山崎:僕の場合は、なるべく今の自分のレベルではできない仕事を徐々にできるようにして、自分を飽きさせないことが続ける秘訣です。「世の中にこんな面白い仕事があるんだ!」っていう経験を自分自身にさせたくて。自分にとってまだ知らない世界を味わえる仕事や、レベルの高い仕事を任せていただけるようになるために、いろいろ勉強してアウトプットすることは欠かさないようにしています。あとは、興味先行でいろんな仕事を受けちゃうので、角田さんと同じように定期的に振り返りの時間を取って、場合によってはお仕事を中断、お断りするようなこともあります。たとえば、ある企業様から定額でお金をいただいて広報支援のお仕事をしていた際、ご依頼先の企業が当時忙しくて、なかなか案件が進行しなかったことがありました。そのときは、僕から「一旦お互いの関係を解消し、仕事を中断しましょう」と伝えました。そのまま定額で報酬をいただきながら続けることもできたんですけど、なんか心がざわざわしたんですよね。常に誠実でいたいなと思って、そのときは僕からプロジェクトの中止を提案したんですが、その後担当者の方はホッとしたような顔をされていました。やはり、相当無理をされてたんだと思います。そういった感じで、お互いの状況によって都度見直しをしていますね。




Q8.今勤めている会社が複業NGです。どのように許可をもらいましたか?


角田:1社目は副業NGだったんですけど、無償だったこともあり許可を取らずにこっそりスタートしました。その後、就業規則を何十回も確認して、もし発覚したとしてもそんなに大きな罰則にはならなさそうだなと判断したので、「なんとかなるでしょ」という気持ちで続けました。あんまりおすすめできる方法ではありませんが(笑)。


吉田:僕も会社は副業NGでした。規則に則って副業を始めようと思って、どんな副業ならOKか、めちゃくちゃ社内で確認しましたね。就業規則では「草野球チームの名刺をつくるのもダメ」というレベルで、基本的に副業禁止とされていました。とはいえ、細かく確認していったらもしかしたら可能かもしれないと思って、どういう場合ならOKなのかを人事にひたすら聞きまくったら、「この場合ならいいです」という許可をもらえたんです。その裏取りができた上で、最終的に上司に相談しました。そのときに伝えたのが、「仕事に影響は出しません」ということと、「社会貢献がしたくてこの副業をはじめたいんです」ということです。その結果、快諾してもらえました。


藤井:とりあえず基本副業禁止にしているだけで、細かい場合を聞いてみたらOKをもらえるということはありそうですね。


吉田:就業規則も詳細までは決まっていなくて、人事の方でもわからない会社も多いみたいですね。質問が出てはじめて意識されるというか。まずは制度に詳しい人に聞いてみたらいいと思います。


山崎:僕の場合は、まだ会社にパラレルワークの前例がなく、制度自体がはっきりしていなかったので逆に交渉しやすかったかもしれません。また、会社のクレド(信条)として、「成果からの要求」というものがあって。「まずは成果を出した上で会社に対して要求をしていった方がかっこいいよね」という合言葉です。僕はちょうど会社で成果を出せたタイミングと働き方を変えたいタイミングが重なり、社長に相談したら聞き入れてくれました。そこから、週何日働くのか調整していった感じですね。

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ゲストのお三方には、複業・パラレルワークを始めたい方の参考になるさまざまな実例をご紹介いただきました。


今回のゲストに直接お話を聞いてみたい方は、以下からさらに詳しい経験談を見てみてくださいね👇


◆角田 尭史さんの経験談を見る


◆吉田 柾長さんの経験談を見る


◆山崎 貴大さんの経験談を見る


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